こんにちは、内田です。逗子クリエイターズさんの主催で今月開催している「湘南工房巡り」に参加しつつお手伝いさせてもらっており、初回のガラス工房でのバーナーワークがとても面白かったのでレポートしていきたいと思います。
逗子クリエイターズとは
湘南逗子でクリエイティブな活動に関わる方々が繋がり合える場をつくり、「クリエイティブな力×地域活性」という新しい形を生み出そうという趣旨の団体です。
正直自分はクリエイターとは名乗りづらいですが、「クリエイティブな不動産屋さんを目指している身」としてお伺いしたところ快く迎えていただきました。
「湘南工房めぐり」とは
湘南(逗子、葉山、鎌倉)に増えている「工房」をワークショップをしながら巡り、工房の魅力を感じながら自分の作品を作ることができる企画です。
の2コースがあります。
どちらもポイントは複数の工房に行けること。魅力的な工房を複数訪ねることで、湘南で生まれる作品と湘南に工房を持つ作家さんを点ではなく線で知ることができます。
Aコース1日目:ガラス工房「MARu」さん
というわけで1日目は葉山にあるガラス工房「MARu」さんにお邪魔しました。駅からバスに揺られて10分ほど、海の手前の大きな一軒家の、離れのような小さな平屋でした。
ガラス作家の前田薫さんの工房です。コンパクトなギャラリーと作業スペース、居住スペースを兼ね備えたその平屋は全て前田さんがDIY的に改装したそうで、それはそれは大変だったそうです。
ですが言われなければわからないほど、センス良く綺麗なお部屋でした。
モビールのパーツをバーナーワークで作りました
このワークショップで完成予定のモビールはこちら。
次回の木工工房で作る木枠と合わせてゆらゆら揺れるモビールになります。
前田さんのお手本を見せてもらい、いざ。まずは棒を溶かして潰したり曲げたりしていきます。
左手でガラスを溶かします。ガラスは溶けて垂れていくので、常にガラス棒を回し続けている必要があるのですが、これが結構大変でした。
溶かした先端を素早く工具で潰して模様を作ったり、素早く引っ張って飾りをつけたりしていきます。本当にこれは素早さが必要で、左手で棒を回しながら右手で工具を構えて、いっせーのーせでエイッとやるのです。左右の手をバラバラに動かすので脳みその体操みたいでした。
棒を加工したあとは風船のような球を作りました。筒状のガラス素材の膨らませたい部分だけを温めて、素早く口で息を吹き込みます。
写真にはないのですがこれが難しくて・・・結果的にこんな形に・・・
(黒いのは冷まして保管するために煤をつけたからです)
可愛い我が子でございます。前田さんには「ラピュタ島だ!」との素敵なお言葉をいただきました。見本のように丸くはなりませんでしたが、面白い形ができて満足です。
言い訳ですが、ずっとやってると回している左手が言うことをきかなくなってくるんですよ・・・!
ガラスを加工することは重力と協力すること
吹きガラス体験でコップを作ったことはありましたが、それはほとんど息を吹き込んだだけで、回す部分はスタッフの方がやってくれました。しかし今回は先生は手を貸さずに全て自分でやらせてくれました。ラピュタ制作中は「先生、助けて・・・」とちょっと思いましたが、それでもなんとか自分で形を作り、おかげさまでガラス加工の難しさと面白さを痛感することができました。
その難しさであり面白いところは、重力に左右されること。むしろ重力を利用しているというべきでしょうか。ガラスは溶けていないと加工できませんが、溶けていれば重力に向かって垂れて行ってしまいます。その垂れを利用して丸くしたり折り曲げたり丸い形を作ったりするのです。
トロトロと重力に向かっていくガラスを回しながら丸を作っていると、なんだか重力に協力してもらっているような気がしました。そんなふうに重力を感じたのははじめてで不思議な気持ちになりました。
MARuさんではイベントなどでワークショップを出店していることもあるようなので、ぜひFacebookページをチェックしてみてください。
▶︎MARu
2015年11月22日のBコースは空席があります
残念ながらAコースは既に1日目が終了し、受付も終わっているのですがBコースのファブラボ・皮工房はまだ空席があるようです。
詳しくはこちらを参照してみてください。
▶︎★湘南工房めぐりワークショップ〜鎌倉&北鎌倉コース★ | Facebook
逗子クリエイターズについて詳しく知りたい方はこちら
内田は引き続き、22日のBコース、29日のAコースにお手伝いに行く予定です。よろしくお願いします。どんなモビールになることやら♪