湘南移住提案

湘南(鎌倉、藤沢、逗子、葉山近辺)にみんな移住しない?('▽'*)

気象庁データでわかった「湘南は、東京より、少しだけ涼しい。」

こんにちは。暑い夏、東京から仕事を終えて帰ってくると、鎌倉駅に着いて改札を出た瞬間、「あれっ、涼しいー!」と思うことがしばしばありました。仕事が終わってから電車に乗っている間に日が暮れて、それで涼しくなったのか、本当に涼しいのか・・・と半信半疑のまま何年も経っています。

 

でも、やっぱり、なんとなく涼しい気がするんです。ここらではっきり検証したい!とそういったデータを探したところ気象庁で月別の各地の気象データを公開していたので東京と湘南の過去のデータを比較してみました。結果、思っていたより本当に涼しかったのでその詳細をご報告します。

東京と湘南では最大3度も平均気温に差があった

2015年7月の日最高気温平均

  1. 辻堂 27.6℃
  2. 三浦 28.1℃
  3. 横浜 29.7℃
  4. 東京 30.1℃
  5. 府中 30.4℃
  6. 練馬 30.9℃

2015年7月の日平均気温平均

  1. 三浦 24.8℃
  2. 辻堂 25.0℃
  3. 横浜 26.0℃
  4. 府中 26.1℃
  5. 東京 26.2℃
  6. 練馬 26.6℃

調べていてびっくりしました。こんなに差があるとは。最高気温では3.3℃、1日の平均気温を月平均した数字では1.8℃、湘南のほうが温度が低い。さらにこんなデータもありました。

最高気温よりも、そこからの温度の下がり方に違いがあった!

2014年7月1日の東京と三浦の1日の気温の変化です。最高気温はほぼ変わらないのに、朝晩の気温の下がり方がまったく違います。

  • 湘南(三浦)

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  • 東京

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三浦では日が傾き始めてからどんどんと気温も下がっていくのに対し、東京ではその下がりはゆるやかで最低気温になるのは明け方。すぐに日が昇り始めてまた気温が上昇してしまいます。

たまたまなんじゃないの、三浦だけ雨が降ったとか?と思いもしましたが、その日のデータを詳しく見てもどちらも降水量はゼロ、天気は晴れで、むしろ三浦のほうが日照時間が長かったくらいです。2013年のデータを見ても同様でした。

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その理由は・・・?

理由は一つではありませんが、主な理由として以下のことが考えられます。

都会は暑い

ヒートアイランド現象とも言われますが、ビル密集による風通しの悪化や車やエアコンの排熱の多さ、コンクリート地面の保温など、都会が都会化したことによって気温が上昇していると言われています。

湘南には緑が多い

湘南には何にもなっていない山や緑が多く、その気化熱によって全体的に気温が下がっていると考えられます。特に三浦半島は緑が多い地域です。

海沿いでは海陸風によって空気が循環している

陸風とは、温度変化しにくい海上としやすい陸上の表面の温度の差によって発生する風のことです。太陽によって温められている間は、温まりやすい陸上の温度のほうが高くなり、温度の低い海上から陸の方面に風が吹きます。反対に、太陽が沈んだ後は陸上の空気が海上の空気より早く下がっていき、陸上のほうが温度が低くなるので陸から海のほうへ風が吹きます。

この風によって、体感温度が下がりますし、内陸部よりは日射による温度が上昇しにくいのです。最初のデータで、練馬よりも東京の温度が低いのもより海に近いからだと思いますよ。

まとめ - 湘南は、東京より、すこしだけ涼しい。

夜間もクーラーを付けずに寝る日のほうが多いです。窓を開けて入って来る風がとても気持ちいいからです。でもやっぱり日中は辛い暑さなことに変わりありません。せっかくなら、もっと涼しい軽井沢や北海道に引っ越したいです(笑)

 

参照データ

気象庁|過去の気象データ検索