湘南移住提案

湘南(鎌倉、藤沢、逗子、葉山近辺)にみんな移住しない?('▽'*)

ニュー不動産展がとっても楽しかったですレポ、その1(session2-2シェア、最近どう?)

 

先週末、渋谷ヒカリエの8階のイベントスペースで開催されたニュー不動産展の2日目に参加してきました。不動産に関するイベントに参加するのは初めてでしたが、不動産のこれからの希望にあふれていてとってもわくわくしました。参加したセッションでわたしが面白いと思ったことをセッションごとにまとめたいと思います。

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ニュー不動産展とは?

その名のとおり、新しい不動産メディアやサービスについての切り口や視点、可能性や目指す将来について2日間にわたって6つのテーマのトークセッションを開催する今回が初めてのイベントでした。「もっと不動産を楽しむきっかけをつくる!」をモットーに、いままでお堅いイメージだった不動産に新しくて楽しい風を吹き込み、みんなで考えていこう、という趣旨だそうです。今後毎年の開催を予定しているとのこと。

各トークセッションはすべてこちらから視聴可能です。

www.youtube.com

公式サイトはこちらです。

new-fudosan.net

ニュー不動産展session2-2「シェア、最近どう?」

登壇者

  • 土山広志 氏(株式会社リビタ)
  • 露木圭 氏(株式会社コプラス)
  • 三渕卓 氏(東京急行電鉄株式会社)
  • 北川大祐 氏(モデレーター)(株式会社ひつじインキュベーション・スクエア)

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youtubeから転載

概要

一般に認知されてしばらく経ち、珍しいものでなくなってきたシェアハウス。実際に企画・運営している側の土山氏、露木氏、まちづくりというもう一方の観点から企画している露木氏が感じている面白さや難しさ、変化などをシェアハウス専門の紹介サイトを運営する北川氏がモデレーターとして深堀していく。最近、どう?から導かれる、これから、どうする?に希望と可能性が光っていた。

コミュニティ大好き、友達たくさん、って人ばかりではなくなってきた

まず「最近、どう?」という問いに対して見出しのような意見がでた。初期のシェアハウスではコミュニティや友達との関わり合いが好きで、帰ったらシェアメイトがいて、毎日話しをして、という理想を求めている入居者が大半だったけれど、最近は裾野が広がってきていろいろなタイプのシェアハウスが出てきた結果、関わりたい時だけ関われる、必要な時に近くにいる、といったゆるいつながりのようなタイプのシェアハウスも人気がある。コプラスが運営する「クルム浜田山」はファミリー向けでコモンルーム・中庭が主なシェア部分というほとんど賃貸物件のようなシェアハウスだが、それでも入居者同士の顔が見える、転じて運営側と入居者もお互い顔が見えるという点で一般の賃貸にはない良い関係の住まいになっている。

シェアハウスに住む人の平均年齢が上がってきている

裾野が広がってきた結果はデータにも表れていて、シェアハウスに住んでいる人のアンケートデータを見るとフリーターや自営業の割合が若干減少して正社員の割合が上がっている。そのためか、平均年齢も上がっている。特にクルム浜田山のようなゆるめのシェアハウスには子供が巣立ったタイミングで移住を検討している熟年の夫婦からの問い合わせや仕事のオフィスとして面白そう、といって検討してくる方もいる。

これからはシェアハウス×◯◯

東急電鉄ではシングルペアレンツに主体として支援がついているシェアハウスやこだわりのキッチンが使える「食×シェアハウス」、保育園が同居している「保育園×シェアハウス」など特性を持ったシェアハウスをすでに複数世に送り出している。

シェアハウスのこれから、どうする?

三渕氏>上記の掛け合わせシェアハウスの発展版として複数の要素(ゲストハウス、医療や介護、アーティストなど)を掛け算していくことでさらに楽しくなる

露木氏>自身がマイホームを建ててから感じていることもふまえ、三渕さんの語るような特性のある住居を家庭や仕事の事情でフロー、つまり移り住んで行くほうが世の中に求められてくるのでは、そういう賃貸に住むほうが面白いんじゃないか。だから、上の世代が住めるシェアハウスを作っていきたい

土山氏>シェアハウスから発展した何かをシェアするという思想が「シェアコミュニティ」という新しいシェアの形を作り始めている。すでにシェア型国際交流寮や複合型企業寮、街のシェアスペースが誕生している。

北川氏>シェアハウス業界を牽引してきた立場からマーケティングメッセージの調整をしていきたい、もっと地味な方向に進んでいきたい。先行してしまっているイメージ「友達が多くて、元気で、注目を浴びて、、、」を減らしていってもっと普通の人に普通にシェアハウスに住んでもらいたい。実際に長くシェアハウスに住んでいる人は普通の、一見おとなしそうな方が多い。

感想など

シェアハウスはわたしの中ではゲストハウスの延長線上にあり、ゲストハウスもそうですがだいたい若者が多いイメージでした。ですが、今回のこのセッションではその次の段階に来ていて、子育て世代や子育てを卒業した親世代や子供を持たない独身サラリーマンなど上の年代の方もシェアハウスを選ぶことで楽しい生活が送れるのでは、それこそが今の時代に望まれているかたちなのでは、ということで可能性どころか必然性を感じました。考えてみれば老人ホームもシェアハウスですね。

全員が常にシェアハウスに住むようになる、ということではなくて年齢や家庭事情に応じて住んだり住まなかったりということが気軽に選べる、特別なことではなくなるようになると楽しいなと思いました。

話題に上がったシェアハウス、サービスなど

ここにセッションの中で話にでたシェアハウスやサービスのリンクを貼っておきます。

シェアハウス

サービス、その他